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■ 治療例

A.埋伏歯のMTM 



右上の犬歯が埋伏状態です。CTによる3次元的な画像診断では、犬歯の歯冠部が第一小臼歯の頬舌根と乳犬歯の歯根に挟まれた状況です。犬歯のためのスペースを開け、小臼歯の舌側根を遠心に振ることで自然挺出を促しました。しかし、歯根がほぼ完成しているため、ある程度までしか期待できません。それ以上はMTMにより矯正的挺出をはかり、本来の位置にすることで犬歯の機能と審美性の回復を得ることができました。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

B.アップライト MTM 



右下6の欠損を放置すると右下7が近心傾斜してきます。また、上顎6も自然挺出し咬合関係が悪くなります。この状態では右下の補綴処置ができないため、右下7をアップライトします。オープンコイルやアップライトスプリング、矯正用インプラントなどを利用することでMTMをおこなうことができます。歯軸を整直させることにより、有髄のまま支台とすることができるだけでなく、垂直的歯牙負担能力は水平方向の63倍と言われています。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

C.成人の矯正治療の症例 



成人の矯正治療です。初診時23歳ですが、左上Eの晩期残存とディスクレパンシーにより、左右のアンバランスと叢生と近心傾斜や舌側傾斜が見られます。上顎の右上5と左上E、下顎左右4を抜歯し歯冠幅総和と歯槽弓長のバランスを改善しました。審美的な改善だけでなく、歯軸の整直、コンタクトの回復、歯周環境の整備や咬合関係の改善が得られました。舌小帯短縮症が見られますが、舌が本来の運動が出来ないことも原因の一つであるため舌小帯切除をおこないました。唾液嚥下時に舌背が口蓋に密着できることが重要です。発音の改善にも寄与します。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

D.歯周治療とMTMの症例 



初診時、歯間乳頭の腫脹により歯牙移動が生じています。降圧剤のカルシウム拮抗剤の服用により、同様の口腔内所見が見られることがあります。抜歯と診断され来院されましたが、ブラッシングと歯石除去により歯周環境が改善し保存できるようになりました。初診時の前歯の位置関係では補綴が難しいのですが、炎症が消失し歯周管理ができるとMTMにより歯牙移動が可能となり歯牙を本来の位置に戻すことができました。
抜歯基準は、初診時の急性期の状態と歯周環境が改善し安定した状況では異なります。歯周組織の変化を確認してから再度診断をする必要があります。
治療では、患者の期待と術者の治療目標が一致することが重要で成功への近道となります。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

E.歯周治療の再生療法 EMDOGAINの症例 



再生療法により、歯牙保存した症例です。右上1は失活歯のためエンドの原因も考え根管治療で経過をみましたが、結果、ペリオが原因と診断しました。通常の再生療法では保存が難しいため、再植とともに再生療法をおこないました。従来のフラップ手術による術式の難しさや侵襲が少ないことと根面のデブライドメントが容易で歯周組織を温存することができる利点があります。隣在歯にカリエスがないため、ともすればインプラントの適応症とされる危惧がありますが、再生療法により患者自身の歯牙と歯根膜を保存することができ、無駄な侵襲を与えず、審美的改善も回復し、しかも、治療費は安く経済的負担を掛けないでおこなうことができました。 これから将来像として再生療法に期待が寄せられます。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

F.審美性 歯槽堤増大術 



再生療法により、歯牙保存した症例です。右上1は失活歯のためエンドの原因も考え根管治療で経過をみましたが、結果、ペリオが原因と診断しました。通常の再生療法では保存が難しいため、再植とともに再生療法をおこないました。従来のフラップ手術による術式の難しさや侵襲が少ないことと根面のデブライドメントが容易で歯周組織を温存することができる利点があります。隣在歯にカリエスがないため、ともすればインプラントの適応症とされる危惧がありますが、再生療法により患者自身の歯牙と歯根膜を保存することができ、無駄な侵襲を与えず、審美的改善も回復し、しかも、治療費は安く経済的負担を掛けないでおこなうことができました。 これから将来像として再生療法に期待が寄せられます。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

G.前後的すれ違い咬合の症例 



前後的すれ違い咬合の症例です。下顎の義歯の装着をしていないため咬合支持がなく、下顎の前歯部が上顎前歯を突き上げ歯根破折と動揺を起こしていました。下顎両側遊離端欠損では、義歯による対応が主となるため、何とか下顎に義歯を装着して頂きましたが、粘膜の疼痛と違和感があり、咬合の安定のためインプラントによる咬合支持としました。前後的左右的バランスがとれ、咬合が安定し違和感がなくなったため快適となり患者さんは満足しています。
咬合支持の獲得、前後的左右的バランス、下顎優先を考慮した最小限のインプラントを考えましたが、この症例では固定性を優先することにしました。

症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

H.無歯顎にインプラントの症例 



顎堤がひも状に細く角化歯肉が少ない下顎無歯顎で上顎14歯残存症例です。
患者の希望は、豆腐のような柔らかいものしか食べれないので普通の食事ができるようになりたいとのことでした。
インプラントによる4点支持を獲得することで安定した義歯を装着できたため、今ではステーキやフランスパンなど何も気にすることなくレストランで仲間と食事ができるようになり、生活が楽しくなったと喜ばれています。
本来のインプラントはこのような下顎無歯顎で通常の総義歯では難しい症例に応用することから始まりました。
この症例でもインプラントの植立がギリギリの状況でした。
条件が許せば、さらに最小限の応用として犬歯部に2本のインプラント植立や正中に1本のインプラントの応用も可能です。 症例の提示に関しては、患者さんのご快諾を得ています。

松井歯科医院 TEL:0463-55-1222
〒254-0005 神奈川県平塚市城所1121-5